認知神経科学研究室の基本構成
認知神経科学研究室(石金研究室)は認知脳科学,視覚神経科学,神経行動科学の3つのグループで構成されています。
認知脳科学グループ
知覚・認知心理学実験中のヒトの脳活動を様々な非侵襲的手法により同時測定し,脳の活動と心の働きとの関係を研究します。脳活動を測定せず,知覚・認知心理学実験だけを実施する場合もあります。
視覚神経科学グループ
主として動物の神経系に生理学的手法を適用し,脳内の情報処理メカニズムを明らかにすることを目指しています。主に外界情報のニューロン群による表現形式を解明することを目的とします。
神経行動科学グループ
神経活動と行動との対応のつけやすい実験系を開発し,主として動物を用いた心理物理実験を行います。「視覚神経科学グループ」と連携し,各グループの研究成果を比較・統合し,中枢神経系における情報処理と行動との関連を多角的に研究します。それらの成果を認知脳科学グループに還元し,ヒトにおける応用を目指します。
研究室の教育
心理物理実験,脳波測定実験,動物を用いた行動実験,多点電極を用いたマルチニューロン記録およびパッチクランプ法による電気生理実験の方法を基礎から指導します。また,実験に必要なプログラミングについては,全く知識が無いことを前提にして,全ての学生が心理実験に必要なスキルを段階を追って身につけます。
外部の研究機関との共同研究も行っており,希望者はそれらの最先端のプロジェクトにも参加する場合があります。将来研究者を目指す学生の支援も積極的に行っています。